補習ほぼ確

学びや好きなことをただ自由に書く

Kurashiruを使う理由を考える

W杯日本戦、2試合目。もう上半期も終わろうとしている・・・
最近、会社でWWDC2018の発表会を見て感化されて「Swift久々に書きたいぞー!その前にまずは自分の前出してたアプリ最新対応するぞー!!」となったのだが、
当初Swift2.0で書いてたものが今や最新バージョンは4になっており、2回メジャーバージョンぶっ飛ばして吐きまくってるエラー解消に骨と心が折れそう。

料理動画レシピサービス、Kurashiru をよく使っている。

去年の始めだったと思うんだけど使い始めてなんて画期的なサービスだ!って思って
それで前の会社の朝礼でも最近このサービス自分の中ですごいきてます、って話をした。

その頃はDELISH KITCHENもそうだけどサービスとしては出始めた当初だったのかなぁという曖昧な自分の中の感覚だけど、瞬く間にいー感じになっていって(雑)プレミアムサービスはもちろん公式本なんかもバンバン出ちゃったりしてて
「お前もそういう色々敷かれたレールの上を走る感じで行くのかー!」感があって寂しいけど、それでもやはりクラシルが好き。
使い始めた頃から今も、何にそんなに惹きつけられる(られた)のかなぁと改めて考えてみた
※何かとCockPadとの比較が多い...


Androidアプリしかほぼ使ってないけども、この辺が理由かな〜と思う

  • ユーザが受け身で料理を探せる
  • 「何を作りたいメニューとするか決める」ゴールにたどり着きやすい
  • シンプル/ミニマム
  • 「料理初心者」に門扉を開いている
  • 公式からメニューが提供されているという安全さ

上4つについてざっくりと。
クラシルは、色んな食材を使ったレシピを「新着」「特集」「ごはんもの」「おかず」「肉料理」などのカテゴリからナビゲーションバー上(と呼んでいいのかは微妙)で動かして見ることができる。
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いつも私はそれを流し見して、並べられたメニューから「今日はこれ作ってみるかな」と選んでいる。

TOPから新着メニューを素朴につらつらと表示しており、それだけと言ったらそれだけなのだけど自分で料理を探す選択肢もそこにしか無く、決められた範囲の中でユーザは入ってくる情報を受け取るのみ。
機能がシンプルであるがゆえにある程度ユーザの行動を縛ることができる、のが良いなぁと感じた。

また、例えばECアプリなら商品を買わせることがサービスで一番「ユーザに期待する行動」になると思う。
CockPadとかだと何になるのかなぁ。
このクラシルはユーザの行動のゴールが「何を作りたいメニューとするか決める」であって、それに最短でたどり着けるような構成になっていると思う。
ただ自分が作りたいメニューを見つけて、動画を見て、それを参考にして料理を作る。
そしてメニューは全て公式が提供しており、たべれぽ投稿などはできてもメニューを介してユーザ同士の交流はできない。
SNS疲れしている人が多い中でこの恩恵って意外と大きいのでは。
アプリもシンプルなリストビュー表示になっており、「メニュー」以外の情報が画面に散らばっていない。

そして当時CockPadに持ってた印象って「作りたいメニューをある程度決めてのぞまないといけない」というのがあった。
例えばトップにユーザの検索ワードランキングがあって上位が「ひなまつりメニュー」とかで大々的にそれの人気メニューを推していて、なんとなくこの時期にひな祭りメニューを作りに来たようなガチ料理好きユーザーじゃないと、サイトの居心地があんまりよくないというか。
派手でない地味でもいいから楽でかつ美味しい料理を探したいという私のような料理初心者ユーザにはTOPから敷居が高いなぁという印象だった。

それに対してクラシルを初めて開いた時、言い方は悪いけど地味だけど料理初心者だから作ったことがないあるあるおかず、が充実してて驚いた。
このへんのメニューとか何度見て作ったか知れない...!
www.kurashiru.com
www.kurashiru.com

うどんメニューが充実していたりするのもうれしい。初心者はとにかくうどんばっかり作る。(と思っている)
「ある程度料理できる人ならそんなもの探さなくても作れるだろう」ってメニューをネット上から探し出すのが意外と難しくて、かゆいところに手が届くカテゴリが充実しているって素晴らしい。

公式からメニューが提供されているという安全さ

これはこのサービスがいい点ってより、単純に免れているだけという話なんだけど。
「料理」というカテゴリって従来のレシピ投稿型だと検閲ってかなり難しいんじゃないかと思う。
これは極端な一例だけど、離乳食にはちみつを入れて生後間もない赤ちゃんが死亡したというニュースがあり、それに関連して離乳食×はちみつの投稿されたレシピが結構あってCockPadが叩かれてたことがあった。
サービスを叩くより親の責任が重いのはもちろんだけど、サイトで検索して出てくると分からない人は作ってしまうってのはやっぱりある。
「投稿してる人間は料理のプロじゃない」というのを理由する側も認識しなきゃいけないのが大前提なんだけど。
投稿ユーザの審査もやってるとは思うけどサービス上での信頼の構築ってほんと難しいなぁと思った事件だった。

しかしこっちは公式がやらかしてた。
全文表示 | 「たまごかけおにぎらず」動画、削除騒動 都食品衛生協会「完成後すぐ食べても...」 : J-CASTニュース
作ってすぐ食べる、ではなくランチなどある程度時間を置いて食べるものとしてのメニューと思われる「おにぎらず」で、生卵を使ったら衛生的によくないというのはよく考えればわかりそうなもんだけど・・・
(そしておにぎらず自体謎の力が働いてブームになったような印象だけど、最近見かけない)

公式が実際に作った料理を配信しているんだから、ある程度出来上がるものの質は保証されてるんだろうと思って使っているところは大きい。

しかし、どうすればユーザがレシピを掲載しているサービスを使ってくれるかというと「そのサービスで探したレシピを実際に使ってみたら美味しい料理が作れた」という体験ができるかどうか、が大きいと思うので
万人に受けるレシピを一つでも多く生み出すのがやっぱり目指すところなんだろうな。
色々書いたけど自分も「クラシルで良いレシピに出会える」がつまるところ使い続ける一番の理由なので。