補習ほぼ確

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『ルノワールとパリに恋した12人の画家たち』に行ってきた

ブログ書くの久々すぎるぞ.....

artexhibition.jp
に行って来たので、手元の出品リストに書いたメモをみつつ印象に残った作品を振り返る。

展示数とかどんなもんなんだろと思ってたけど、今年開催のなかでもかなり満足度の高い展覧会なんじゃないかな〜〜
本当に贅沢で充実した展示だった。
読んで興味を持たなくても、行ったら引き込まれるからぜひ行ってほしい。

クロード・モネ

  • 『アルジャントゥイユ』

タイトルはこれだけどアルジャントゥイユというのはモネが移り住んだ土地の名前で、この土地の風景は比較的多く描かれているっぽい。
水面が綺麗で緻密な絵。いきなり圧倒される。

ポール・セザンヌ

  • 『りんごとビスケット』
  • 『わらひもを巻いた壺、砂糖壺、りんご』

いつもあんまり、静物画はふーん...という感じなんだけどりんごがイキイキしていて目を惹かれる
解説にはセザンヌは「リンゴひとつでパリを驚かせてみせる」と絵(静物画)を描き続けたとあった。本当にこの「りんご」を手元に置いておきたい気持ちになる...不思議...

  • 『小舟と水浴する人々』

色彩、モチーフがゴーギャンっぽくて好き

アンリ・マティス

すべて、ググって見る著名な作品群より比較的青年期の作品っぽい印象を受けるような、そうでもないような...。
『青いオダリスク』はイスラム文化も融合してる感じが、ああ20世紀初頭の作品たちなんだなと改めて実感する

ギュスターヴ・モロー象徴主義)のアトリエで学んだというのは意外...こないだモロー展に行ってそんな解説も読んだような気がするけど覚えてない。。

アンリ・ルソー

空の色がとにかく大好き

  • 『嵐の中の船』

作家の解説で、ルソーは税関の官吏で仕事の余暇に絵を描いていたとあったので(もちろんずっとその生活なわけではないけど)最初にこれを見て「仕事の余暇でこんな緻密な絵を描けるのか...」とバカな感想を抱く

  • 『婚礼』

大きいし迫力にのまれる
今回の展示は記念写真っぽいなと思わせる絵の割合が高かったのでなぜかじんわりくる
「記念写真」なんて印象を持つ絵ってそんなに無いからかな

  • 『人形を持つ子ども』

同行者はこの2つの印象がとにかく強いとのこと。まあそうだよね...

パブロ・ピカソ

前回どこかの展覧会で見た時「青の時代」の作品が多かったけど今回見た作品もよかった

  • 『白い帽子の女』
  • 『布をまとう裸婦』

「青の時代」の作品もそうなんだけど色使いは派手すぎる?重すぎる?と思うのにでもキチッとおさまっている。面白い。

オーギュスト・ルノワール

今回展覧会のメインがルノワールだけど、あらためて見るとやっぱり、おしゃれでムードがあるなあ
人物画、解説にもあるんだけどどの人物も生きる喜びに溢れている表情、すごくわかる。

  • 『桃』
  • 『花束』

もーほんとに緻密で美しい。。。。ルノワールのグッズ買うつもりなかったけど気付いたらポストカード一番買ってしまってた。。

アンドレ・ドラン

  • 『台所のテーブル』

静物画で、どの物も色合いは似たような感じで果物があったりするわけじゃないのに美しい構成。

  • 『長椅子の裸婦』

横たわる裸婦、って絵画のモチーフとしてはめちゃめちゃありふれてるっていうのを前読んだ気がするけどプラド美術館展で見た 着衣のマハ - Wikipedia の印象が強くてそれを思い出す

  • 『黒い背景のバラ』

見てすぐに「絶対にポストカードを買う」と思った(あってよかった

  • 『道』

なぜかルソーっぽいなと思ったけどこっちのほうがルソーの絵より希望に溢れてる感じがある
現代のCDジャケットとかにありそうなおしゃれな絵だなと惹かれた

マリー・ローランサン

小学生のとき伝記漫画を読んだのをよく覚えていて、絵を見たことは少なくてもなぜか「知っている画家といえば...」となると思い出す。

  • 『牝鹿』

今回の展示だとこれが一番好きなんだけど、他の絵のほうが完成度が高いからなのかなぜなのか、どのグッズにもされておらず悲しい。。

  • 『女たちと犬』

これは本当に1920年代の作品なの??と思うくらい絵自体が発光している(ような感覚)

  • 『マドモアゼル・シャネルの肖像』

ココ・シャネルの肖像画
詳細は解説になかったが受け取りを拒否されたとあり、それまで見てきた解説になかったワードがいきなり飛び込んで来てちょっと笑ってしまった...

モーリス・ユトリロ

  • 『サン=ピエール教会』

白い建物を美しく描く画家だな〜と思った。
ほかにノートルダム大聖堂を描いた作品が2つあり、
見たことのある風景でもない風景でも、こんなに美しいのにそのまま記憶から出てきたような親しみを持つような絵が多い。
なんか、悪夢でうなされているときは夢の中でこういう風景を見たい....。

シャイム・スーティン

コントラストの強い色彩が多い。
他の画家の作品たちと年代は変わらないのに新しめの絵だなという印象を抱く。

花、、、ルノワールの『花束』のように、色彩ははっきりしてるけど淡いロマンチックな印象の絵を見てきたあとにここで...この絵?と思わされた、
禍々しい印象なのに引き込まれる絵。
これも手元に置いておきたくてポストカード買った。

横浜美術館、前に行ったのがいつか忘れたけど中も回りやすいしロケーションも最高だ
今回の展覧会では minne と作家さんがコラボした作品も販売されててグッズのラインナップもより充実してる。

mag.minne.com

オルセー美術館は研修でちょっとだけ行けたけど、オランジュリー美術館は行けてないので行きたいな...というか秋にパリに行きたいよ....。